わかりやすく解説!ISO14001(環境マネジメント)①ISOとは何か

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環境マネジメントシステム規格である「ISO 14001」が、1996 年に国際規格として発行されてから、20年を迎えました。
昨年2015年に改訂が行われ、新しく編纂された「ISO 14001」2015年版が発行されました。

ここでは、「ISO14001を聞いたことはあるが、よく理解できていない」、或いは「ISO14001を将来的に導入検討したい」という方々に向けて、ISO14001概要と改訂のポイントを2回にわたりわかりやすく解説します。 

 

実はクレジットカードにも使われているISO

ISO9000やISO14001、ISO27001など、ISO+数字の組み合わせで表現される「ISO」。
ISOとは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略で、 国際的な標準仕様を定めたものです。

・・・よくわからないので、具体的な例をいくつか挙げてみましょう。

例えば、海外で電気製品を買うときを考えてみましょう。
国ごとに単位や基準が違っていると不便ですし、わかりにくいですよね。
このように国によってバラバラなルールを統一することで、みんなが同じ単位や基準を使って、取引を便利にしようとするための約束事がISOです。
例えば、フィルムの感度の規格は、「ISO400」で定められています。

クレジットカードのサイズもISOで定められています。
カードのサイズが国やお店でバラバラでは利便性が大変悪く、導入コストも膨大になってしまうため、世界中で統一されているのです。
ブランドやカード会社に関わらず、 縦53.98mm 横85.60mm 厚さ0.76mmとなっています。

Creditcard

このように、製品の国際間の比較や評価のために定められたISOは、時代の変遷とともに、製品の規格化だけでなく、安全性や企業の管理体制(マネジメント)に関する規格化へと広がってきました。
マネジメントシステムでよく知られている規格が「ISO9000」シリーズ(品質管理及び品質保証)、「ISO14000」シリーズ(環境マネジメント)です。
昨今の情報漏洩に対するリスクの高まりから、「ISO27001」(情報セキュリティマネジメントシステム)も注目されています。

環境汚染の防止と環境保全を目的とした「ISO14001」

ISO14001とは、環境マネジメントに対する国際的な認証であり、 汚染の防止と環境保全を目的としており、日本国内で 2.5 万、世界では 170ヵ国以上で35万を超える企業に認証取得されています。
主な特徴は次の2点です。

1つ目に、自発的かつ継続的な改善活動が求められます。 この活動はPDCAサイクルと呼ばれ、(1)計画(Plan)、(2)実施(Do)、(3)点検(Check)、(4)行動(Act)というプロセスを企業が自ら繰り返すことにより、環境マネジメントのレベルを継続的に改善して行くことを狙いとしています。

2つ目に、経営層がトップダウンで社内体制を確立し、進めていくことが重要だとされています。
環境を守るための活動は、短期的にみると事業や利益に直結せず評価されないために、現場部門が消極的である、或いは無関心になりがちですが、それでは本当の環境保全の活動とは言えないのです。 

ISO14001を取得することのメリット、デメリット


ISO14001取得のメリットは、大きく「社内向け」「対外向け」の2つに分類することが できます。

1つ目に、社内の環境保全への意識の向上です。
組織の共通ルールができることで、社員の環境に対する自覚が増します。 自主的なルールづくりにより、経営層から末端の社員まで、環境保全のために自分が置かれた立場で何をやればよいのかが明文化され、業務の効率化が図れる効果があります。

2つ目に、取引先などに対する「お墨付き」効果です。
特に、大手企業や公的機関などと取引する場合、認証を取得していることで有利に働いたり、取引先からISO14001取得を要求されたりするケースもあるようです。 海外進出の場合にはマネジメントシステムの認証取得が必須要件となる場合もあるなど、企業の環境に対する取組みを国内外にアピールできることが大きなメリットです。

さらに、社会全体で地球環境への関心が高くなっており、国際的な認証であるISO14001は企業イメージの向上につながります。

一方で、デメリットもあります。
具体的には、ISO14001計画実施のための社内での業務の負担や審査費用が挙げられます。
環境マネジメントに関する行動計画の策定やマニュアル作成、実施報告書などの文書化の負担など導入企業の負担は決して軽いものではなく、
外部コンサルタントに委託する企業もあります。

日本国内では、リーマンショックの影響もあり、ここ数年マネジメントシステム認証取得件数は、日本国内では停滞傾向にあります。
導入企業が一巡したことや、新規取得企業が増えていないことが原因と考えられます。


ISO取得までの流れ

ISOの認証を受けるためには、審査機関の審査を受け、合格する必要があります。
合格後、認定機関が発行する認定書を企業・組織 が受領して初めて認証取得となります。
審査の準備作業としては、
・環境管理に関する企業のマネジメントの仕組みを構築する。
・作成したマニュアルどおりに現場が運営されていることを証明するデータや記録を残す。
などが挙げられます。

以上、ISOの概要、取得のメリット、取得の流れについてお話しました。
 続く第二回目では、ISO14001 改訂の主なポイントについて、解説いたします。

 

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