わかりやすく解説!ISO14001(環境マネジメントシステム規格)②改訂の6つのポイント

トピックス

「わかりやすく解説!ISO14001(環境マネジメントシステム規格)」シリーズの第2回です。
前回は、ISOの概要、取得のメリット、取得の流れについて説明しました。

つづく本回では、2015年に改訂されたISO14001(環境マネジメント) 改訂の主なポイントについて解説します。

ISO14001 改訂のポイント

我が国では、ISO14001と一致した国内規格JIS Q14001が存在していますが、
今回の改訂に伴い、JIS Q14001:2015として改正されました。
ISO14001 改訂を受け、経済産業省より2015年11月に発表された「 環境マネジメントシステムに関する JIS Q14001 を改正」資料によると、ISO14001 改訂のポイントは主に6点です。

ポイント1.他のマネジメントシステム規格との共通化によるISO活動の効率化

ISO9001など他のISO規格と構成や章立てが共通化され、
複数のISOプログラムを運用している企業にとって、効率的に運用しやすくなりました。
特に、ISO9001とISO14001を両方取得している企業も多く、共通化されたメリットは大きいと言えます。

ポイント2.企業を取り巻く周囲の状況に配慮した環境管理の重要性

事業計画策定活動において、「組織の状況の理解」に関する要求事項が記載されました。
「組織の状況」とは、利害関係者のニーズや期待、企業組織が活動する地域やグローバル規模での環境に関する課題、周囲の状況変化に関する課題などのこと。
企業は、社内やグループ会社、協力会社だけでなく、自社を取り巻く環境や地域社会に配慮して環境マネジメントを行う必要があるということです。


ポイント3.現場マネージャクラスのリーダーシップの発揮

企業組織内の責任者クラスの関与を求める条項が追記されました。
これまで重要とされてきた経営層の理解やトップダウンによる計画実現だけでなく、各階層でのマネジャークラスのリーダーシップを新たに求めており、全社に環境マネジメントが浸透する組織づくりを促進することが狙いとされています。


ポイント4.環境保全活動の範囲が予防や生態系の保護まで対象を拡大

緊急対応だけでなく、予防保全など環境を保護するための「事前の取組み」の重要性が追加されました。
企業組織が対応すべき活動の対象が、汚染の予防、持続可能な資源の利用、気候変動の緩和及び気候変動への適応、さらには、生物多様性及び生態系の保護等広範囲に拡大しています。事後対策はもとより、予防対策の重要性が増しています。

eco-green

ポイント5.ライフサイクル思考の重要性

企業組織が調達する物品サービスに関して、製品の使用及び使用後の処理だけでなく、廃棄にあたっての環境影響も考慮すべきであることが規定されました。例えば、リサイクルペーパーをオフィスで利用するだけでなく、廃棄の際も環境に負荷を与えない方法を検討するなどが挙げられます。


ポイント6.対内外の環境コミュニケーションの促進

環境マネジメントシステム普及のために、企業組織におけるコミュニケーション戦略の策定が求められています。
具体的には、対外的な環境広報活動、社内での各社員への環境活動に関する情報伝達の仕組みづくりなどが挙げられます。

以前、「ハリウッド映画化!過去最悪のメキシコ湾原油流出事故」の記事で、事故の原因となったBP社の元CEOの発言が
社会的な非難を集め、株価の暴落につながったことを述べましたが、環境問題は世界的に重要な関心事と捉え、
社員一人ひとりが意識をもって行動することが重要です。

以上、2005年に改訂されたISO14001(環境マネジメント) 改訂の主なポイントについて述べました。

次回は、改訂されたISO14001の中で、注目すべき2つのキーワード(1)「生物多様性」、(2)「リスク及び機会への取り組み」について解説します。

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